「好き！！！」

12/18(日)

女としてマッチングアプリを入れてみた。Tinderではやったことあるが、真面目系のやつでは初めてだ。早速世の男たちを眺めてみる。ほほう、気持ち悪くなってきた。欲情うごめくその中に希望なんかありゃしない。概ね顔面が整ってる男が多いように見えたが、男という時点で魅力は半減だ。いくらスペックが高くても皮を剥げばみなケダモノだ。美辞麗句で着飾って自己紹介しようが、それは無駄な努力。僕がこの中にいることを想像するとゲンナリしてくる。

はあ、もう辞めよう、と思ったその時、キラリと光るモノが見えた。画面をタップし、その男のプロフィールを眺める。歳は20歳。短髪に野球のユニフォームを着てバットを構えている。全体的にガタイが良いが、女を知らぬあどけない顔をしておる。「好き！！！」僕は心の中で叫んだ。もし今、急に女になったらこういう男を好きになるのだろうと思った。おなじみMちゃんにこのことを伝えたら芋っぽい、土を落として欲しいと言われた。ぐぬぬ・・・。当然、僕は男として生まれ育ったので、実際に0歳から女として成長したら好きなタイプは異なってくるだろう。

女性は男に何を求めているのだろうか。こういう時にバカでか主語を使うべきではないが、傾向はあると思う。だが、仮にその傾向がハッキリしたとして僕はそれに合わせないだろう。モテるために着飾っても疲れるだけだ。長く付き合うことを考えたらできるだけ素でいたい。