人疲れ

9/24(土)

2日連続で元カノの家に泊まっていたが、ついに「"〇〇くん(ワイの名前)疲れ"したから今日は帰って」と言われた。いや、わかる。特定の人とずっと一緒にいると心身が摩耗していく感覚は、僕にもある。この時僕は、学生時代によく遊んでいた地元の友人を思い出していた。

中学で知り合った彼はおそらく不良というカテゴリに分類される人だった。ただ、ちゃらちゃらしてて悪=カッコいいという短絡的な感性を持っている人とは違い、自分の中の芯が強すぎて大人の言うことを一切聞きたくないというような人だった(少なくとも僕の目にはそう映った)。これは間違いなく彼という人間を形作る特徴の一つだったと思う。そんな彼とは中学卒業以来疎遠になったものの、僕が大学生になってからちょくちょく会うようになった。彼は週6で働いていたのにも関わらず、最盛期では週4回以上は会って2人で飲んだり、他の友達とゲームしたりして過ごしていた。いくら暇で寂しがり屋な僕とはいえ、あの状態にはさすがに閉口した。第一にまず飽きる。断れば良いんじゃない?と言う人もいるだろうが、断ろうにもモラル(仲間を裏切るのか?的なニュアンス)を盾に執拗に誘い続けるような人だったし、僕自身オールオッケー的なスタンスをとっていたから、面と向かって「今日は行かない」と断ることは至難の業だった。結局断れない僕の弱さも一因となり、耐えかねて一方的に別れを告げLINEをブロックした。別れの交渉などしようものなら、あらゆる手を使ってまた言いくるめられる恐れがあったからだ。

僕は基本的に人と会うのが好きだったが、その時に初めて人疲れというものを経験した。同時に、日頃僕から誘う友達も同じような思いをしているのではないか、と不安になった。人からの誘いを断るのにも、僅かながらエネルギーを使う。気を使いがちな人ならなおさらだ。以来、僕から誰かを遊びに誘うときは断りやすい雰囲気づくりを心がけている。長続きする人間関係を築くには最適な距離感を見つけることだ。

最後に。文面だけ見て例の友人を辟易する人は多いと思う。たしかにアクが強く付き合いにくい人だったが、人間の長所、短所は一つの特徴を異なる視点から眺め判断したものだと思う。そして僕は彼の長所をいくらでも挙げられる自信がある。彼には彼の良さがあったことを、今一度強調しておきたい。総合的に考えて彼とは一緒にいられないと判断したが、それでも憎んだことは一度もない。ただただ、彼の穏やかな日々を願うばかりである。f:id:gaku-diary:20220924192126j:image

これはほんの小さな楽しみだ。

9/23(金)

髪が伸びてきた。前髪が鼻先につくくらいだ。以前パーマをかけてグルングルンになっているから目にはかかってない。今までならこうなる前に切っていたのだが、今回は違う。今の職場が髪型服装自由、なんならオシャレしちゃいましょう!ってプロモートしているくらいのところだから、これに機に人生で1回あるかないかってレベルの訳わかんない髪型にしようと思っている。そのため、髪はまだ切らない。どういう風にしようかはまだ決めてないが、ある程度伸びないとできないような髪型が良いな。これはほんの小さな楽しみだ。f:id:gaku-diary:20220923154042j:image

道筋を辿れば

9/22(木)

今の自分の結果について、どこまで自分の意志力が関係しているだろう、と考える。「今の自分の結果」というのは、友人や恋人といった自分をとりまく人間関係、勤めている会社とそこでの収入、学校、物の見方、癖、趣味、髪型や服装を含め全てのことを指している。僕が思うのは、その中で自分が選んだ!とか自分の力で勝ち取った!って自信をもって言えるものなんか限りなく0に近いんなんじゃないか、ということだ。いいや、俺は一日10時間勉強して難関大学に入り、就活もできる限りのことをやって超優良大企業から内定をもらった、そして会社に入ってからも毎日遅くまで仕事して年収は日本の上位0.5%の額をもらっている、当然嫌なこともたくさんあったさ、朝憂鬱な時でも我慢して満員電車に乗り取引先から理不尽に怒られて、それでも俺は会社へ向かう、だからこれは俺の実力で、俺を羨むやつは単に実力不足、努力不足ななだけだろ!っていう声が聞こえてくる気もする。まあこんなこと本当に言うヤツがいたらけつあな確定しまうが、ここはグッとこらえて、「今の自分の結果」がどのように構築されていくのかを考えてみよう。
例えば今日(というかさっき)のお昼休憩、僕はおにぎりを食べながら近くのデカ公園を散策し、その後喫煙所でタバコを吸って職場に戻った。皆が皆、同じ行動をとるわけではないし、これは「今の自分の結果」といって差し支えないだろう。ではなぜ、僕はこのような行動を取ったのだろうか。デカ公園を散歩した、という行為を自分で選んだ結果だと仮定して自己問答を繰り返していくと・・・
デカ公園を散歩した。→なぜ?→散歩が好きだから。→なぜ好きなの?→大学生のとき、深夜に散歩するのが気持ちいいと気づいたから。以来暑くなかったら昼の散歩も好きになってる。→なぜ深夜に散歩しようと思った?→元々夜ふかししがちの人間だった。暇だったし、日本は海外と比べて治安が良く、さらに図体大きめの男だから深夜に出歩くハードルが最初から低かった。→なぜ日本に生まれた?なぜ図体大きめの男に生まれた?→ほへ〜
こうなる。こうなる。原因を探っていくと必ず自分で選んでない、というか選びようがない要素にぶち当たるはずだ。この時点で「僕はお昼休憩に散歩することを選びました」と100%の自信を持って言えなくなる。なぜならこの時代の日本に男として生まれたことは偶然そうなってしまったことで、僕が選んだことじゃない。「僕が選んでないこと」から生じた結果の所有権は、完全に僕に回帰していいものなのか。「今の自分の結果」っていうのに、自分の実力はどこまで影響を与えられたのだろうか・・・と思う。先程の彼も一日10時間勉強したとか言ってたけど、その勉強できる環境や彼のエネルギー源である食べ物はどこから調達したものなのか。両親に感謝!とかではなく、安全の確保や食の流通とかその背景にある歴史を無視して自分の実力だと言い張るのは違和感がある。どんなに成功した人だって道筋を辿れば、全て運だ。f:id:gaku-diary:20220922180612j:image

能力値が低い人は礼儀正しくならざるを得ない。

9/21(水)

先日エンジニアの友人と会った際、お互いの職場の人間について話し合った。やはり話題に富む人はどこにでもいるわけで、3時間はその人たちの話でワイワイしてた。
50過ぎてもイキリオタクが治らない社長やマイクロソフトエンジニアと誇張していた、しがない元SESなど放っておけない面々はいるが、ここではある一人に焦点を当てて話してみたい。彼の名は「コピー機」。30過ぎのおっちゃんだ。名前は前職でコピー機の見張り番(紙がつまっていないかどうか)をしていたことに由来する。これを転職もせずに10年近くやっていたというから驚きだ。「おいおい、大丈夫かそいつ。仕事はちゃんとできてるの?」もちろんだめだ。息も絶え絶えらしい。同プロジェクト内に一人でも仕事ができない人がいると全体の工程が狂う。コピー機にヘイトが集まりそうなものだが、友人は言う。「ただ、そいつ礼儀正しいから誰も大っぴらに文句言えねぇんだよな・・・」なるほど。ここで能力値が低い人の生き残り戦略が見えた。これを元に、ヒトの集団内の立ち回り方について考えてみたい。f:id:gaku-diary:20220921180832j:image
僕は思考ベースに「もしここが狩猟採集時代だったら」という仮定を置いているので、これを読んでいる人はぜひマンモスを追う先史人を頭の背景に設定してほしい。まず、人は一人では生きることができない。言い換えると、集団から排除されたら死ぬ。そのため、各々が集団内での立ち振舞いを意識することは生存戦略とも言える。それには色々な方法があると思うし、戦略を取るためのエネルギー総量もまちまちだろう。ここで、生存法をメニュー、能力値を所持金と置き換えて下の表を見てみよう。(僕の頭ではこれくらいしか思いつかないが、実際は数百種類のメニューがあると思う。)
①実効能力・・・8,000円
 効果:マンモスに致命的なダメージを与えることができる。集団の中核となり、意思決定に関わる人になれる。
②サポート力・・・5,000円
 効果:周りの人が動きやすい環境を作ることができる。目立たないが集団全体のレベルアップに欠かせない。優しい人から感謝される。
③愛嬌・・・3,000円
 効果:人を和ませることができるので、仕事ができなくてもあまり怒られない。それすらも愛嬌になり得る。
④礼儀正しさ・・・1,000円
 効果:人の気分を害さない。
さあ、今の君の財布には一体いくら入っているだろうか。5,000円の人は②を買ってしまえばいっぱいいっぱいだが、10,000円の人は①を買うこともできるし、あえて③だけを選んであとは貯金という手もある。貯金は転職のエネルギー源にもなる。問題は所持金が1,000円以下の人だ。一番安い④しか選べないし、それすらもままならないこともあるだろう。(妄想を肥大させると、偉大なリーダーは100万円くらい持ってるのかも・・・と思ったり。)
この考えを前提とすると、コピー機の所持金は多くなかったと言える。とは言っても、メニューの種数も値段も人や集団によって様々な形をとることは容易に想像できる。プライドが高い人にとっては④が高価に見えることだってあるだろうから、コピー機は仕事ができないダメなやつ、と烙印を押すのはいささか早計な気もする。
それでもやはり、人事の仕事は責任重大だ。空いているポストと応募者の所持金を正確に把握しないとタダ飯食らいを仲間に引き入れるはめになるから・・・
はい、今日の妄想ごっこはこれまで。

区切りなく

9/16(金)-20(火)

風の音で目が覚めた。時刻は13時、窓の向こうで激しく雨が降っている。昨日までの情報があるため、眼鏡を掛けなくても外がどうなっているかは手にとるように分かる。灰色に覆われた空が不自然に明るかった。外は寒いだろうか、それとも蒸し暑いだろうか。どちらにせよ外に出る気はない。冷房のおかげで今度は少し寒く感じて、布団を被り隣で寝ている元カノを湯たんぽ代わりに抱き寄せた。薄暗い部屋で、また窓の外を眺める。空が光り、少しして猫が喉を鳴らしたような音がした。僕はヴェポライザーを手に取り、昨日買ったばかりの本を開いた。台風、静かな部屋、読んだことのない本・・・最高だ。
この3連休はずっとこうして過ごしていた。寝たいときに寝て、食べたいときに食べる。コンビニにでかけたと思えばスナック菓子とスイーツを買い漁り、アマプラで映画鑑賞。セックスしたあとの麻婆豆腐は格別に美味しかった。台風という自然現象を免罪符に、栄養バランスとか、生活リズムとか、運動不足とか、日常につきまとう細かい懸念を全て取っ払ってやった。面白かったのは、眠くなったら寝る、を愚直に繰り返していたら1セットの睡眠が2〜3時間になっていたこと。最終的には曜日と日付と昼夜の感覚がなくなっていた。3日後に3連休が控えている。またやりたい。

僕とスズメ

9/15(木)

最近、お昼休憩を近くの公園で過ごすことにしている。夏も過ぎ去り、涼しい風に揺られながらパンをかじる。これがまた大変気持ちいい。

ゆっくりとパンを口に運ぼうとしたとき、背後に不穏な気配を感じた。2つの黒い影。目が光っている。・・・来たな。スズメのカップルだ。
奴らとの出会いは2日前。パンをくわえたままウトウトしていたら、一羽の小さなスズメが物憂げにこちらを見上げてきた。よく見るとそいつは毛並みも良くなく、さっきまでジャイアンにいじめられていたのび太のようだった。身体は小さく、ボロボロだ。周りには図体のでかいハトがうろついている。きっと、明日をも知れぬ我が身なのだろう。・・・しかたない。「餌やり禁止!」の立て看板を横目に、小さな小さな一欠片を放り投げてやった。やれやれ、弱々しい目で見つめられると僕も弱い。あとは頑張れ、と再び眠りにつこうとしたらさっきのスズメがもう戻ってきた。なんだもう食ったのか、図々しいなこいつ。食べるスピードを見るために、もう一度ほうる。目にも止まらぬ速さでついばみ、僕から4〜5m離れた位置に着陸する。シティバードのくせに警戒心を残しやがって、と思っているとそばの石垣の裏から、可愛らしいスズメがちょこん、と出てきた。は!まさかこいつ!?そのまさかだった。自分がくわえていたパンくずを可愛らしいスズメに渡したのだ。・・・なるほど、そういうことか。その後数回やっても結果は同じだった。自分の分は後回しで、僕が与えたパンは全てメススズメの腹の中に収まった。ボロボロになりながら、小さな身体でリスクを冒し、メスのためにパンを獲得する。英語圏では"稼ぎ手"のことをbreadwinner(パンの獲得者)と呼ぶらしいが、まさしくその姿だった。負けたよ。僕は何事にも必死になれない。同じオスとして、君にエールを贈ろう。今度は少し大き目のパンくずをやった。これは二羽分の量だよ。彼は颯爽とついばみ、彼女の元へと向かう・・・と、思われた。ん?よく観察してみると、彼はパンくずをくわえたまま彼女の周囲をピョンピョン跳ね、ついてくるのを確認したら今度は逃げるように距離をとった。そして彼女が自分のところまで来ると、「しょ〜がねぇなあ」って顔をして渋々とパンを渡した。なんだこいつ!?俺のあげたパンをそんな風に使うなんて許せない。モテなすぎてこうなってしまったのか?その後数回やっても結果は同じだった。突如剥き身になって現れた醜さが恐ろしく、腹立たしい。もう彼らのことはモテない男とオタサー姫のコンビにしか見えないf:id:gaku-diary:20220915165654j:image
―――――そして今日。奴らは懲りずに僕の元へやってきた。こころなしかオスの目つきが悪くなってる気がする。ふん。僕は足元にいるオスを無視し、少し遠くにいるメスのほうに向かってパンくずを投げてみた。メスのほうが先にパンを取ってしまったら、もうお前立場ないもんな。するとオスはメスを突き飛ばし我先にとパンくずを拾った。その後焦らし、もったいぶって渡す。ハハハ、必死だな。今日はそれを4〜5回繰り返した。疲れ果てたオスは、初めて会ったときと同じ目で僕を見てきた。

職場の同期紹介

9/14(水)

No.1 おっちゃん①

おっちゃん。髪の毛が一本もない。身長は185くらいかな。まあまあガタイがいい。職場の中で1番人懐こく、イヤホンしてる俺に話しかけてくるレベル。笑顔で返したが、再び話しかけられたことはない。

 

No.2 おっちゃん②

顔が思い出せないおっちゃん。リモートワークが終わった直後に濃厚接触者(説明はされてないが多分そう)になり自分の影を薄めることに注力する。

 

No.3 メガネ韓国人

20代半ばくらい。ワーキングホリデーで日本来てるって言ってたっけ。研修中メモを取らずずっと頭の後ろで手を組んでいた。絶対後で困るだろ〜とか思っていたけど、ちゃんとこれまでの内容理解していないとできない質問をよくする。めちゃくちゃ要領良いタイプかもしれない。

 

No.4 小太り韓国人

20代半ばくらい。↑とよく一緒にいる。Tシャツの上から袖が短すぎるチェックシャツを羽織る謎ファッションをしている。常にパソコンでメモを取っており優等生タイプ。日本語が1番うまい。

 

No.5 イケメン韓国人

20代半ばくらい。普通にイケメン。礼儀正しく、いつも笑顔で挨拶してくれる。たまたま後ろをついて行ってる時、距離が離れていたのにも関わらず俺が通るまでドアを押さえててくれた。トレーナーへの反応が1番早い。

 

No.6 魔界のおっちゃん

みんな大好き。ゴルバチョフみたいなハゲ方をしていてお腹が結構出ている。オリエンテーションでやったパソコンの初期設定で1人だけ特別対応されていた。1番質問しているが、その意味を正確に汲み取った者はいない。「質問なんですけど〜(脱線&脱線)で〜なんでしたっけな。ガハハ」構文を多用する。研修中にガムを食い始めたり、うとうとして水こぼしたり、天を仰いで寝る。トレーナーも笑うしかない。お疲れ様ですと挨拶すると「ういっす〜ヒック!」と返してくれる。常に臭い。あとパスポート無くしたらしい。