日記。

日々の徒然を書き留めてます。

あんな旅程に付き合わせるにはいかない

8/8(火)
10月に彼女とバリ島旅行することが決定した。とても楽しみである。前々から彼女に長期休暇があることは分かっていたため、その期間にどこか旅行に行く話は出ていた。案はたくさん出ていた気もするが、流れでバリ島行きのチケットを取った。あれ、何でバリ島に決定したんだっけ。付き合い始めた理由もそうだが、今の彼女になってからアクションひとつひとつの因果があやふやなことが多々ある。「どうしても〇〇が良い」みたいな強烈な意志はどちらも示していないはずなのに、気付いたらその方向へ行動を起こしていたりする。流れの正体は未だ掴めず。
ともかく、バリ島というセレクトは素晴らしい。観光地として既に盤石な地位を獲得しているし、物価もそこまで高くない。興味のあったガムラン音楽やコーヒーもバリ島由来だということを知った。今更他の国が魅力に映ることもないだろう。
また、どうせ行くならユニークでマイナーな国が良いと思っていたが、今となってはそれも悪手に感じる。僕の中学以来の友達にインド君という人物がおり、とてもアクティブな人で大学在学中に3回も単身でインドに行くほどのバイタリティを持っている。そんな彼は当時深刻な独り身ライフを満喫しており、僕が「一緒にインド行けるような彼女作ればいいじゃん」と提言したら、彼はひとしきり唸ったあと、「恋人をあんな旅程に付き合わせるにはいかない」と言っていた。当時はその辛さも込みで楽しい恋人ライフなのではないかと思っていたが、今はその意味が少し分かる気がする。実際僕も一人海外旅行をしてみて思ったのだが、例えばキツイ局面に出くわした時は他人を気遣う余裕は無くなってくるだろうし、また、最中に生じた負担は旅程を組んだ人に集中しそうで辛いものがあるだろう。一人だから耐えられることもあるのだと知った。だいたい、スリランカの空港で12時間近く待機するなんて正気の沙汰ではない。自分一人だったらまだいいが、彼女を空港内の地べたで寝かせるわけにはいかない。せめて段ボールのひとつでも敷いてやりたい。
そう考えると不確定要素が比較的少なそうなバリ島はベストに近い。されど油断せず。準備は怠るべからず。アルカトラズ。f:id:gaku-diary:20230816073237j:image