日記。

日々の徒然を書き留めてます。

ここぞという時の瞬発力

2/25(土)
あまり威張り散らして言うことじゃないが、僕は女の涙に強い。だって涙は女だけのものじゃないから。ただ、今は彼女が泣いている姿を見て少し動揺してしまった。過去に1回だけ電話中に泣き出したことはあったが、それを除いたら常に明るく冗談を飛ばすような子だったからだ。さて、一気に空気が変わってしまったな。急にタバコが吸いたくなってきたが、ここは我慢だ。うーむ。耐えかねて1人でシャワーを浴びに行く。戻って、別れたい?と聞いた。なぜそれを聞いたのか自分でも分からなかったが、彼女は「別れねえよ」と力強く返事をしてくれた。その後は、先程の話題に深く追求することもなく関係修復。気付いた頃には予定退出時間も間近だった。いそいそと着替えながらない頭で必死に考えた。今この状態で解散し、仕事に向かうことは果たして僕の幸福に繋がるだろうか。後悔しない人生のために、ここぞという時の瞬発力は鍛えておくべきだ。「よし、休もう。」僕は素早くスマホを取り出し、目にも止まらぬ指の動きで欠勤フォームより申請。のんびりとホテルをあとにした。せっかく会社を休んだんだ。ここで楽しまなければ同期たちにも失礼だろう。
まだ気になる韓国料理もあったが、腹はかなり満たされているため一旦休戦。近くに鳥貴族があったのでニュルンと入店した。カウンターの席でも良いですか。はい。4人がけのテーブルで、既に男女2人組が着席していた。適当に飲み物と焼鳥を注文し、隣の会話を盗み聞き。内容、2人の距離感的に、大方マッチングアプリで初めて会った人たちだろう。男がずっとべらべら喋っているが、当然のごとく薄っぺらい内容だ。自分は陰キャだの、〇〇な人は馬鹿だと思うだの、興味もない自己紹介を延々と繰り返していやがる。こりゃお持ち帰りは無理だな。トイレに行って戻ってくると彼女が僕へのLINEを打っているところだった。何を送ろうとしてたの?と聞くと隣の会話を文字に起こしていたと言う。こっちも大概だな。
そのまま、流れでお泊りすることになった。しかし土曜なのでどこもいっぱいの可能性がある。さっき滞在していたホテルの周辺を目指し歩いていると両脇にホテルが現れた。片方はバリアン、片方はなんかよくわからない錆びたホテル。バリアンが空いていなかったら向かいのホテルに泊まることを決めて入店。結果はギリギリセーフ。一部屋空いていた。宿泊料金が1.5万円で、向かいのホテルの約3倍の値段。いや、逆に泊まりたかったな・・・。コンセプトやアメニティが充実しており、ベッドもふかふか。すげえ。岩盤浴をした後は部屋に戻り対戦。その後はシャワーを、あれ、浴びたっけ?薄暗い部屋の中で「今日はずっと一緒にいれて嬉しい」と伝えると、それが言い終わらないうちに彼女の口角がみるみる上がっていったのを確認できた。なるほど、これはハートと股間にクルね。やはり気持ちを言葉にするのは大切だ。