日記。

日々の徒然を書き留めてます。

"結婚を前提とすること"

12/2(金)

昼過ぎに急いで家を出る。今日はおなじみMちゃんと浅草デートだ。なぜ浅草なのかというと、最初に会ったとき太宰治人間失格」の話題になり、その作中に出てくる電気ブランというお酒が気になって調べていくうちに、それが浅草で飲めることが発覚したというわけだ。あまりにもメジャーなタイトルではあるが、これも読書の効果のひとつだろう。これからも意識して本を読もうと思った。

待ち合わせ時間より30分遅れそうだ。LINEで報告すると、どうやら向こうも30分遅れで到着するとのこと。インターネットが普及していつでもどこでも連絡が取れるようになったからか、最近は時間に厳しい人を見なくなった。それに僕は時間の使い方が上手いので、仮に向こうが1、2時間遅れようとも眉ひとつ動かさない。周辺を散策するか、近くの喫茶店で時間を潰すだけだ。

上野駅で落ち合い、そのまま浅草駅へ。電車内で「卒論の進捗はいかほど?」と聞くと、「5%です!」と前回と同じ回答が返ってきた。提出まで1週間切ってるけどマジで大丈夫か?大学を途中で逃げ出した僕からしたら、卒論!と聞いて大変そう〜と思うのと同時に、社会人になる通過儀礼のようにも映り、少し羨ましくもあった。

お互いお昼ご飯を食べていなかったので、事前に調べていたうどん屋で済ませた。手打ちうどん特有の麺の不揃いさが汁をよく絡ませており、味が舌いっぱいに広がる。美味い。彼女が僕の食べていた肉うどんの汁を飲み干す。ん?前回会った時より少しボリューミーになったか?ワイ好みの体型に近づきつつあることに満足。僕としては、女性には華奢であるよりも、多少のことではびくともしないような頑丈さを求めたい。f:id:gaku-diary:20221205100223j:image

浅草寺の人の多さにひっくり返りながらも、なんとか本日のメインディッシュ、電気ブランが飲める神谷バーへ。バーというくらいだから、さぞかし薄暗くてオトナな雰囲気のある所なんだろうなと思ったが、店内は広く明るく、レストランのような場所であった。想像とは違ったが、内装だったり注文システム(支払いは現金のみ、テーブルで都度お会計)だったりと昭和の面影を残していたので個人的には楽しめた。くっそしょうもねえ若者言葉を使うとエモかった。(↓これが電気ブラン。カクテルではあるんだけどアルコール度数が40度もあるバケモノ。)f:id:gaku-diary:20221205100236j:image

彼女は昨日から生理だったが、「イチャコラしてえ〜」と思いホテルへ行く。ベッドの上で付き合うかどうかを話し合った。実はLINEで付き合う〜?みたいな雰囲気があったので、その決着をつけに集まったのも今日の目的のひとつだった。個人的にはめちゃくちゃ付き合いたかったが、僕には提示したい条件があった。それは"結婚を前提とすること"。・・・重ぇ〜!!!当然だが、断られた。見えた結果だ。しかし、こちらとしても思うことは色々ある。まず、失恋はもうこりごりだということ。次に、祖父が亡くなったことで実家の自営業を支えたい気持ちがあったこと。そこで、もし支えるとしたら結婚を持って地に根を生やそうと考えていたのだ。結婚したら祖父が住んでいた5階に住んで家賃収入をガッポガッポ貰う算段であったことも追記しておこう(今書いてて思ったが、結婚というイベントに頼って自己欲求を満たそうとしていたの、彼女に対して真摯じゃなかったなあ)。それに、今の僕の目標は1年後に海外放浪だ。それを遂行するなら付き合えないし(別れるのが嫌だ)、もし付き合うなら目標を諦めて結婚までいきたい。そう思えるだけの女の子であっただけに、今回の結果は骨身に応える。

当たり前の結果に終わったが、自由と責任について立ち止まって考えることができたのは大いにプラスだ。人生はあらかじめ決められている。これまで身に起こったこと、これから起こることをそう解釈して生きようと思った。今日は10代で子供を産んだギャルママの気持ちで日記を書いた。