これで合ってます
11/12(土)
朝6時起床。23時にはもう寝ていたから、しめて7時間睡眠といったところか。玄関で母親の声が聞こえた。今日は2人で寛永寺に行き、祖父の埋葬手続きを行う予定だ。
電車に乗り込み、鶯谷駅で降りる。母が契約書にサインしている横で、全く違うことを考えながら外を眺めていた。霊園を通り抜け駅に向かう途中、老舗の団子屋を発見。むむ、気になるなあ・・・ってあれ、お母さんどこ行った?気づくと母は既に入店していた。祖父譲りの好奇心は健在のようだ。
母とのお出かけは好きだ。僕が中間子ということもあり幼少期にあまりかまって貰えなかった(異論は認めない)ので、こうやって独占できる時間は貴重に感じる。まあ特に尻尾を振って甘えるということはないのだが、忌憚なく気兼ねなくお喋りできるのは心地よい。マザコンだろうが何だろうが、好きに言うが良いさ。
先に間食を済ませてしまったが、お昼ごはんはまだ食べていない。母はお蕎麦をご所望していた。僕も蕎麦屋は好きだ。蕎麦はもちろんのこと、メニュー表に載っている丼ものが飛び抜けて美味に感じる。”囓れるまでは親のスネ”。自分の金だったら逡巡してしまうところだが、カツ丼とざる蕎麦をそれぞれ一人前頼んだ。店員「カツ丼セット(カツ丼+小そば)というのもありますが〜・・・」僕「これで合ってますよろしくお願いします」
多幸感〜!
15時頃に満腹で帰宅。ついでに叔母さんが買ってきたスコーンも貪っといた。オイシ-カモ-!!夜は生前祖父が足繁く通っていた居酒屋へ行く予定だ。そこは僕も頻繁に連れてってもらっていた場所でもある(下記事参照)。
祖父の写真を持っていき、親族5人で食事した。祖父の席にはいつも食べていた西京焼セットと瓶ビール。手ぬぐいを頭に巻いた、優しい顔をした店主が涙を流して乾杯してくれた。生前一緒に飲んでいたときはただの店主と客の関係にしか見えなかったが、思ったより繋がりは強かったのだろう。きれいに完食、お腹いっぱい。