日記。

日々の徒然を書き留めてます。

インド旅行7-4

3/8(水)16:00〜
のそのそと起き上がり一階の共用スペースへ降りる。インドに来てからというもの、しょっちゅうHPが0になってしまうので夜以外にも昼寝することが多くなったが、これは仕方がない。目に入るもの全てが目新しいものだから、処理する情報が単純に増えているだけなのだ。目的遂行意識の強い人間は、関係ないと思った情報(例えば変わった形の木とか)にいちいち気を取られずに真っ直ぐ歩けるのだと思う。きっとそういう人の昼寝の回数は僕より格段に少ないはずだ。
2人と合流し外に出る。少し暑さが和らいだみたいで、今度は風が涼しく心地よかった。近くに日本人が経営しているカレー屋があると言うのでそこに行くことに。この時間になると色水を投げ合っている人はいなかったが、ホーリー祭の期間中なので開いてるか不安だった。目的のお店に着いたがやはり閉まっているみたい。ダメ元でノックしてみると中から1人の日本人男性が出てきた。「いらっしゃい。今食材切らしちゃってて提供できないけど、コーヒーだけなら大丈夫だよ」。彼の表情は柔らかく、僕らは喧騒から逃れるように入店した。直後に小さな猿も入ってきそうになったので、急いで扉を閉めた。
美味しいコーヒーを頂き(マジで美味い)、長らく雑談した。ここでもやはり相場の何倍ものチップを払っていた僕は笑いの的になった。何度も言うけど、僕にとってこの状態は心底心地いいんだ。店主はただの料理人ではなく、貧困と教育をテーマにインド以外の海外でも活動している人だった。レストランの上の階は近々フリースクールになるらしい。柔和な人相からは想像つかないほどの強烈な意志を感じた。こういった、社会に対して問題意識を持って行動できる人はやっぱりカッコいいと思う。
せっかくだし、ということで彼の行きつけのレストランへ連れてってもらうことになった。ガンジス川沿いの建物に着くと、空港ぶりのエレベーターが目に入る。間違いなく高級レストランだ。屋上テラスの席に着き、カレーが運ばれる。これがまたとんでもなくうめえんだ。おまけに景色も美しい。さらに全部奢ってもらった。ご馳走様だにゃん。f:id:gaku-diary:20230411085638j:imageカレーも食べ終わり解散かな、と思ったら弟くんが口を開いた。
バングラッシー飲みに行く?」
「バ、バングラッシーだとぉ〜!?」