日記。

日々の徒然を書き留めてます。

花と線香を頼む

1/6(金)
昼過ぎ、特にやることもなかったので祖父の墓参りに行った。墓参りとは言いつつ、祖父は永代供養で法要を済ませたから納骨参りと言ったほうが正しいのかもしれない。
先週あたりから祖父のセーターを勝手に借りて着ているのだが、これがとんでもなく温かい。木枯らしが吹いてもなんのその。寺社に着いた頃にはうっすら汗ばんでいた。いや、むしろ暑いだろこれ。
着いてから不安になったが、そもそもお墓もないのにお参りなんてできるのか?できたとしても一体どこで?ドキドキしながら寺務所に行き事情を説明したら、どうやらちゃんとご礼拝する場所はあるらしい。あ、ここ49日法要のときに入った〇〇閣じゃん(名前忘れた)。この建物の地下に遺骨が保管されていると言うが、行くことは許されていない。おじいちゃん、地上から失礼するぜ。f:id:gaku-diary:20230108080416j:image
線香とお花が隣の小屋で売られていた。平日の昼間だからか人気が全くない。すりガラスの向こうで人影がちらっと見えたのでノックしたら、ぬぼーっとした中年の男が現れた。全くもって信仰心の無さそうなやつだ。花と線香を頼む。2,500円になりやすぅ。げっ、こんなにするのか。考えてみれば1人で墓参りなんてしたことないから、普段同行していた大人がいくら払っていたかなんて想像したこともなかった。
リュックを地べたに置き、花と線香を添える。子供の頃は線香独特の匂いがキツくて礼拝しているときずっと息を止めていたけど、今は好きな匂いでもある。祖父の死は嫌なことではあるが、絶対に起こることで、受け入れるものだ。そのさなかでずっと嗅いでいた線香の匂いは、気持を落ち着かせてくれた。目を閉じて祖父に話しかける。
おじいちゃん、元気ですか。そちらの環境は僕からは分かりませんが、穏やかに過ごされていることを強く願います。生前は散々お世話になったね。一緒にいれくれてありがとう。あとなんか俺、この4年間無敵モードらしいんだよね。できればそれをもう60年ほど延ばしてくれないかな?ねえ、頼むよ。お願いおじいちゃん、ねえったら・・・!gaku-diary.hatenablog.com