日記。

日々の徒然を書き留めてます。

インド旅行6-4

3/7(火)06:00〜
きれいだ。僕がインドに行くと決めてから多くの困難があった。チケットの手配やVisaの手続き、国際線の乗り方、宗教の基礎知識、ワクチンの摂取、最新情報をキャッチするためにインド大使館のアカウントもフォローもした。到着してからも、慣れない英語を使いながらリキシャに乗り、インド人にぼったくられたり、野犬に追われたり。その全ての工程が手一杯の状態でなんとかここまで来た。正直、景色だけならもっと綺麗な所を知っている。ただ、今見ている太陽は”自力で辿り着いた”感触が強かったから、今まで見てきたモノとは比べ物にならないほどギラギラしていた。f:id:gaku-diary:20230330071301j:image
うーん、でも、ここまで来るのには先人の残したブログや友達からの情報、家族や彼女といった無数の人間の支えもあった。自分だけの力ではないよな。そう思うと今度は「へへっすいませんね、俺だけこんな景色拝んじゃって(照)」という気持ちになってくる。お土産いっぱい買ってくカア。
しばらく1人でボーッとしていたかったが、そういかないのがここIndia。『良いシャツだね、どこから来たの?』と声をかけられる。その長髪を後ろで束ねた小柄なインド人は僕のシャツを指していた。これは昨日デリーで300ルピーで買った緑のシャツだ。日差しが痛かったのでつい衝動買いしてしまった。しばらく会話していると、急に男が流暢な日本語を喋りだした。「ええっっ!?日本語喋れるの!?」驚きつつも、もう半分慣れたようなものだ。親日国だからか、実は日本語を喋れるインド人は少なくない。それに周りを見渡してみるとチラホラと日本人と思しき観光客がいる。うーん、嬉しいようながっかりなような・・・。
話題は明日に控えているホーリー祭の話にうつる。ホーリー祭というのはヒンドゥー教の春のお祭りのことで、豊作祈願が大元になっているものだ。カースト制度が色濃いインドでもその日は”無礼講”ということになり、誰彼構わず色粉や色水を投げ合う。なんかもう本当にカオス状態になるらしく、女性は外に出てはいけないとまで言われている。
『君、大麻好き?』突然第3の男に声をかけられる。本当に社交的な国だなあ。「嫌いじゃないよ。デリーで吸ってきた。」と適当に答えると、売買を申し込んできた。デリーではあんなに慎重にやり取りしたのに(単なる値上げの手法かもしれないが)、バラナシではあっけらかんと話題に出るものなのか。男曰く、デリーで出回っているものとは比較できないほど良質らしい。少し気になったが、財布の中を覗くとかなりすっからかんになっていた。別に困らないけど贅沢はできないなってレベル。丁重に断るも、かなりしつこく付きまとわれる。日本語流暢男から制止されていたがまだ引き下がらない。僕は「今眠いからまた後でな」『いつ!?』「後で!!」と言って逃げた。
やっと待望のゲストハウスへ。自分が疲れていることすら忘れていた。部屋はドミトリーで、一泊700円ほど。安さにつられて予約(キャンセル不可)してしまったが、後で確認してみると男女共用と書いていた。ひょっとしたら白人女性と同室になってしまうかもしれない!!どうしよう!!ドキドキしながら部屋に入るとそこには・・・

出典:漫画「ゴールデンカムイ

挨拶もほどほどに、上のベッドに横たわる。20時間ぶりのネット環境に満足し安否の報告。昼過ぎまで寝た。