日記。

日々の徒然を書き留めてます。

イエ

1/1(日)

年末年始は普通に仕事だった。ちょうど日付が切り替わる瞬間、同僚のイケメン韓国人とあけおめ挨拶し、菓子類を交換した。幸先良いな。今年もいっぱい一緒にいようね。

就業後、祖父宅に帰宅。お昼前になり親族が続々と集まった。両親、祖母、叔母さん夫婦。のそのそと起き上がり机の上のオードブルを食す。喪中はおせち料理もダメだし、なんなら明けましておめでとうと言うのもタブーらしい。ルールや慣習を守ることは組織内の仲を深める効果があると思うが、細かいところまで忠実になりすぎるとちょっと怖い。構わずあけおめ!と叫んだら祖母と叔母さんからお年玉をちょうだいした。ええ、何でくれるんや。

お年玉のポチ袋を両手で持っていると、母からも渡したいものがあると言われた。両親からはお年玉をもらった試しがないので身構えていると、それは小さなメッセージカードだった。当然お金は入っていなかったが、日頃のささやかな感謝が綴られていた。

「いつも先回りして気がつくとありがたい位置にいてくれる。ありがとう」

口頭でも良いのに、わざわざ形にして残したのは母自身の性格か、それとも気持ちがそれくらい大きかったということか。どちらにせよ、昨年含めここ数ヶ月は母にとってかなり負担の高い時間だったのだろう。意図せず労せず、支えになれて良かった良かった。

年数回の親族の集まりが苦手だと言う人もいる。久しぶりに会う祖父母や従兄弟との距離感が分からないらしい。しかし僕の場合はここが生産活動の場ということもあり、幼い頃からこの環境に慣れ親しんできたから少しの精神の振れ幅もない。これはおそらく現代的とは言えない。僕はイエの中で暮らしている、イエの中の人間だ。最近は特に血が意味を持つことを体感している。f:id:gaku-diary:20230103085615j:image