日記。

日々の徒然を書き留めてます。

直後、プロペラが闇を切り裂いた。

9/13(火)

研修も終わり、今週はずっと自習になりそう。楽ちん〜とか思っても8時間机に座りっぱなしは追い込まれた受験生でもない限り難しい。うーん、いかにこの時間を上手く過ごすか・・・あ、そうだ、とりあえずYouTubeで何かのメドレー聴きながらやるか。タブを一つ開き、後ろを通る人にバレないように別ウィンドウにしてちっちゃくする。「アニソン メドレー」と検索し手頃な動画を再生して自習に取りかかった。うん、うん、いい調子。適度なBGMは集中力を持続させる。はっきりわかんだね。この作戦は完璧に思われた。

しかし、僕の脳内に突如流れたある音楽によりこのフェーズは終わりを迎える。その音楽とはナナヲアカリの「Higher's High」だ。

Higher's High

Higher's High

  • ナナヲアカリ
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

めっちゃすこ。急いで何のアニメの主題歌か調べる。「戦翼のシグルドリーヴァ」・・・?戦闘機をバックに、奇抜な髪色をした女の子たちが並んだ画像が出て来た。なんだ、いかにもオタク君が好きそうなアニメだなあ。でも曲は好きだし、一応opだけYouTubeで観てみるか。

――――――気づいたら僕は泣いていた。opの映像がカッコ良過ぎたのだ。特にこのサビ前に流れる、プロペラが暗闇を切り裂くシーンは圧巻だ。↓f:id:gaku-diary:20220914121531p:imagef:id:gaku-diary:20220914121539p:imagef:id:gaku-diary:20220914121543p:imagef:id:gaku-diary:20220914121548p:image感動してこのシーンだけ30分くらいずっと繰り返し視聴していた。絶対アニメ見る。っていかんいかん。こんなところ誰かに見られたら不真面目なやつだと烙印を押されてしまう。でも最後にもう一回だけ、と下のバーをクリックする。しかしここでクリック回数をミスって、小さくしていたはずのウィンドウがフルスクリーンになってしまい、モニター越しに同期と目があってしまった。

あ。

直後、プロペラが闇を切り裂いた。

会社周り開拓史③

9/12(月)

最近気づいた事がある。なんでもかんでもワンパターン化すると時間があっという間に過ぎてしまうと。そしてあっという間に年をとって、やり残したことを考えながら絶望の中棺桶に足を突っ込む、、、。そうなるくらいなら死んでやる。
と、いうわけで今日のお昼は前々から気になっていた焼きそば屋さんへ足を運んだ。いつもは家から持ってきたサンドイッチで済ませているのだが、あいにくと今日は持ち合わせていない。それに、こういう機会がないとなかなか行動できないのが僕という人間だ。単調な日常に生じたひずみを楽しもうじゃないか。

f:id:gaku-diary:20220912185322j:image今日訪れたお店は「焼きそば専門店りょう」。3階にあるため外から店内の様子が伺えない。中を覗いてみると1人通るのがやっとな狭い階段が真っ直ぐ上まで続いていた。登り切った突き当たりに窓があり、そこから光が漏れている。なんだ、まるで天国への階段じゃないか。

店内に入ると威勢の良い声と何かを炒める音が僕を迎える。券売機で豚油焼きそば並と温泉卵を購入。合計で820円くらいだった気がする。内装はほぼ全てカウンターで、まだお客さんは1人しかいなかった。早めに行って良かった。詰めるように席に着き、店員さんに食券を渡す。あとは待つだけだ。f:id:gaku-diary:20220912183430j:imageへえ〜イカしたトッピングしてんじゃん、と蓋を開けて遊んでいると鉄板に乗った何かが目の前に出てきた。

おっ!ついにきたな〜どれどれ、、ってわちょっ!湯気がすごくて前が見えん!!f:id:gaku-diary:20220912184452j:image

かき混ぜてお召し上がり下さいと言われたので、湯気の中で必死にかき混ぜる。ひぃ〜!右も左も分からない。ただただ必死にもがいていた。やっと霧が晴れたと思ったら目の前には美味しそうな焼きそばがドデンと鎮座していた。f:id:gaku-diary:20220912184800j:image

、、、、そこからは記憶がない。空の容器を背に出て行こうとすると扉が開かない。はて?と思ったらガラス窓の向こうで群衆が蠢いていた。うわああ!芥川龍之介蜘蛛の糸」に出てくるカンダタの気持ちを味わった。ほんと、早めに来て良かった。貴重な昼休憩を犠牲にして列に並ぶ人間の業の深さと、この店が持つ魔性の焼きそばを恐れ、僕は一目散に駆け出した。

学生と社会人の違い

9/10(土)

11時間くらい寝て、夕方にいつものドトールへ向かう。サンマルクからドトールになっただけで、土日の過ごし方は学生時代と大差ない。ただ、僕と似たような過ごし方をしている学生の友人(大学2回留年現在4年生、パチンカス、ヤニカス、ヒモ)と最近会ってみて、やはり社会人と学生との間には明確な差があると感じた。それはずばりライブ感だ。

ライブ感とは何か。僕の造語で分かりにくいかもしれないが、頑張って説明してみる。まあスポーツで例えると野球とサッカーのようなものだ。学生時代、環境が変わるような勝負所というのは予め知らされていたと思う。それは定期テストだったり、受験期のことを指す。これまた野球にも、打席という勝負所がある。打順が予め決まっていて、それまではというと、言ってしまえば待機時間だ。学生期間、特に大学の場合は就活までの数年間を待機時間と言っていいかもしれない。

反して、、、書くのだるくなってきたな。まあ後は想像してほしい。それで合ってるから。f:id:gaku-diary:20220910171555j:image

ここ最近

9/6(火)
ここ最近、会社近くのDOUTORでアイスコーヒーを買ってから出社することが増えた。9月に入り多少は暑さも和らいだとはいえ、汗をかかずに済む日はまずない。それに満員電車から開放されたばかりの火照った体に、アイスコーヒーはよく染み渡る。
ここ最近、朝の電車で目の前に座っている人の記録をつけている。早めに降りる人の傾向を特定し、できるだけ長く座り時間を確保してやろうと思ってはじめたことだ。とはいっても、いつも乗り始めから混んでるんだから、せっかく最適乗客を見つけてもその人の前に立てるかなんて運だ。あ、ちなみに今日はハズレでした。荷物なしの半袖短パン爆睡男子大学生だったから。彼は結局どこで起きたんだろう。
ここ最近、お腹の調子が悪い。真夏とおんなじテンションでクーラーをつけて寝るから、起きる頃にはお腹が保冷剤みたくなっている。昨日は仕事中何度もトイレに行ってピーピー鳴らしていた。トイレットペーパーもたくさん使った。
ここ最近・・・f:id:gaku-diary:20220906154031j:image

くっさ!

9/5(月)

これは別に今日知ったことではない。先週の何曜日かは忘れたが、雨の日のことだった。

俺はいつもサンダルで職場へ向かうのだが、雨の日は都合が良い。わざわざ靴なんて履こうものならたちまち靴下がぐちょぐちょになり、生暖かく湿った、なんとも不衛生な池にずっと足を突っ込むことになる。

その日も雨が降り、意気揚々と水溜りの中を進み職場へ到着。しばらく仕事をし、さてそろそろ昼休憩という時。ツンとくる刺激臭が鼻をついた。誰かが悪臭を放ってるな。早くこの臭いサークルから抜け出さねば。5m、10m、20m。それでも臭いは消えません。一縷の望みもついえた。臭いの震源地はこの足だ。

息を止めながら昼飯を貪り、早速パソコン調べる。この悪臭の原因はイソ吉草酸というものらしく、足の裏から出た汗や垢を雑菌が分解した時に出るものらしい。そりゃ雑菌のうんこなんか臭いに決まってらあ。にしてもなぜ?サンダルなら少しは抑えられそうなのに、、あ。あー、、、。f:id:gaku-diary:20220905192443p:image

原因が分かったところでもう少し調べてみる。なんとこの悪臭、別名3-メチルブタン酸ともいい悪臭防止法の規制対象らしい。この法律では、"不快なにおいの原因となり、生活環境を損なうおそれのある物質"が特定悪臭物質として規制されている。え、なに、俺は今まで違法物質をずっと保有してたってことか?もう大麻じゃん。家に帰ってサンダルを洗おう。

自由と責任①

8/31(水)
僕を含め日本に住んでいる多くの人は、一度はこの日を恨んだことがあるだろう。8月31日は夏休みが終わる日だ。小学生の頃は毎日の授業が退屈でたまらなかったから、責任を負っていない子供のくせに社会人ばりに金曜日を楽しみにしていた。だから、二学期が始まる前日は朝から腹痛と発汗に悩まされていた。直特大サザエさん現象みたいなものだ。
なぜ当時はあんなに月曜日が怖かったのだろうか。その疑問はあらかた自分の中ではっきりと解明している。それはずばり、土日が大人の用意してくれた自由な安全圏だったからだ。もうちょっと抽象的に表現すると、無責任で遊べる(休める)時間とも言える。
どういうことか。まず、少なくとも当時の僕はずーーーっと大人に管理されていた。ここでいう大人は広い意味を持っていて、それは学校の先生であり、親であり、同調圧力でもある。恐怖の対象と言ってもいいかもしれない。ただ、その恐怖の矛先は常に自分に向いていたわけではなく、自分の敵にも向いていた。要するに、時にはめんどくさいけど自分を守ってくれる存在だ。そして、人一倍臆病でめんどくさがりな僕はその存在なしには生きられなかった。臆病なめんどくさがり屋は外の社会がどうなっているか知ろうとしないし、なにより怖い。だから多少嫌なことがあっても大人の言うことを聞いていたほうがメリットが大きかったわけだ。ただ、人間の構造上、寝ても覚めても365日24時間管理されっぱなしなのは苦痛だ。だから管理者は土日という枠を与えた。その枠内で遊んでいる限りは、責任を負うことなく蜜を飲めることができる。
最初のほうで毎日の授業が退屈だったと言ったが、一つ例外がある。それは図画工作の時間だ。週に2回(大方2時間連続)の図工は、間に休憩することなく作品を完成させるまでずっと机に座って作業していた。しかし、それほど好きだったのにも関わらず土日に自分でテーマを決め、素材を集めて工作しようとはしなかった。やはりめんどくさがり屋だから、土日は休みたかったし、言われたこと以上のことをするのは損だと思っていた。
この性格は大学生になるまで変わらなかった。周りの同級生が交友関係の中で自由と責任を学んでいく中、僕だけが閉じられた安全地帯でちまちま蜜を舐め続けていた。そして、その十数年分のでっかい請求書は日曜午後、大学生の頃に突きつけられた。
続く(多分)f:id:gaku-diary:20220831210457j:image