日記。

日々の徒然を書き留めてます。

良いデザインは製品を分かりやすくする。

10/26(水)
朝7時退社。眠い。祖父が亡くなってからというもの、ただでさえ少なかった体力が半減した。感覚的にはHPのMAX値が100→40くらいになってる。
朝日を浴びながら一階外にある喫煙所で一服し、Mちゃん(例の子)に電話する。何コールかして出た。「zzzz...おはよござ...zzz」お、寝てるな。そしたら先に入ってて、来れる時にきてもらおう。
蒲田は定期圏外だが、職場が近いので安く到達できる。朝、多分タオルとか運んでるトラックの前に目的のホテルはあった。本日お世話になるのはここ。

rochelle.hard-love.me

SMプレイができる専用の部屋もある、ちょっとコアな方むけのホテルだ。なーに、別にSMプレイ目的でここに決めたわけではない。Mちゃんが近くに住んでいてアクセスしやすいのと、ちょっと安かったからという理由だ。でもまあせっかくなので拘束具がある部屋を選んだ。7時40分。1人でこの部屋にいるのはなんとも言えない気持ちになる。1人SMする人も中にはいるのだろう、受付の人は眉1つ動かさず対応してくれた。
入室する。パッと見普通の部屋と変わらないが(どこが??)ベッドの側に立つと赤いX型の拘束具が目に入る。f:id:gaku-diary:20221106081040j:image何じゃこりゃ。ただ、デザインとしては優れているのだろう。ドイツ出身のデザイナー、ディーター・ラムスが提唱した『良いデザインの十か条』の中に”良いデザインは製品を分かりやすくする”というのがある。Xの各頂点からぶら下がっている黒い布製のマジックテープ。これだけで説明書がなくても使い方が手に取るように分かる。販売員がメガホンを使って製品解説しているようだ。

ja.wikipedia.org

1人で手錠して遊んでいると、それが片手だけで外せそうにないことがわかった。マジックテープだと思って舐めたらいけない。人を拘束するのに十分な機能を兼ね備えていた。怖ぇ〜!

歯磨きをしようと洗面所に入ると、床がつめたく感じた。よく見ると隣のバスルームと地続きだった。これ、後で清掃員がまとめて掃除しやすいように設計されているのかもしれない。ここでどんなにハードなプレイをしてもシャワー30秒で片がつくだろう。
しばしひと眠り。10時くらいにMちゃんからLINEが来た。おそらく到着するのは11時か。昨日の夕方から何も食べてない気がするし、ちゃちゃっと腹ごしらえしとくか。外に出て蒲田駅周辺をぶらついてるとジョナサンを見つけた。学生時代に3ヶ月だけジョナサンのキッチンでバイトしていたのを思い出す。よし、ここにしよう。いつもまかないで食べていたミックスグリルを頼もうとしたら、微妙に違う。ベーコンなんて無かったし、チキンのソースはタルタルソースだったはずだ。ちがう、違う違う違う違う!ぐあああ!結局他のやつを注文した。もう二度と行くか。

そんなこんなでMちゃん到着。夜勤中の俺に4時とか5時に平然とLINEを返してくるような子だから、まだ眠いに違いない。「〇〇市民から見て、蒲田ってどんな街なの?」と聞くと、「うーん、一言でいうとゲロの街です!☆」へぇ〜。え、そうなの?

部屋に入り、寝転びながらしばらく談笑した。本当に添い寝だけの予定だったから生理中でも呼び出したのだが、終わりかけで血もほぼ止まっていたので対戦。心のちんぽも大満足。

例の拘束具でしばらく遊んだ後、そのまま就寝し起きたら彼女のバイトの時間が近づいていた。むむ、こりゃいかん。急いで支度してホテルをあとにする。

駅に向かう途中、信号待ちしてる後ろで液体が落ちる音がした。ビシャびしゃびしゃ!続いて人の嗚咽音。嘘だろ?と思い振り返ると、スーツ姿の初老男性が酒缶片手にスタンディングリバースしていた。うわっ!本当にゲロの街だ!まじか、すげえ!彼女は「タハハー・・・」と何とも微妙な表情をしていた。

祖父宅に帰宅し、仏壇に線香をあげる。遺影の中の表情が少し曇っていた気がする。