日記。

日々の徒然を書き留めてます。

羅生門を読み返す

6/7(火)

今日はあおぞら文庫(ブックマーク済み)で芥川龍之介の「犬と笛」、「鼻」、「羅生門」を読んだ。

羅生門」は高校生の頃に国語の授業でやったっきりで、再び触れるのは実に7年振り。いや、当時は学校でやらされる勉強というものに毛ほども興味がなくて教科書に落書きしてただけだから今日初めて読みました。うん。

ぬっとあらすじ・・・って言っても主人公の心情まで述べちゃうと俺の解釈が入っちゃうので起きてることをそのまま書きます。えーと。平安時代、災害・飢饉で荒廃した羅生門に無職の若者が入ってババアの身包みを剥ぐ。以上。1言で終わっちゃうな。でも小説なんて大体1言で終わるだろ。誰か「忙しい人のための君の膵臓をたべたい」作って欲しい。

こんな1言で終わっちゃう羅生門だけど、この歳で見返すと、分かりやすく人間のご都合主義を表現してることに気付く(何で偉そうに評論してんだ俺は)。第3者視点で物語が進行していくから、主人公の変貌ぶりとかエゴイズムが客観的に見れて面白い。俺もそういう時あるわぁ〜って感じ。

ていうか、今でこそ楽しく読めるけど、16歳のガキに授業でやっても分かるわけないだろ。男子高校生なんかみんな動物園から逃げ出した猿なんだから、自分の中にある正義なんか興味なくてずっと女の子のこと考えてる。俺なんて羅生門の授業中に「裸の死骸」「女も男もまじっている」ってワードで勃起してたぞ。文科省は10代半ばの男子の性欲を加味したうえで教科書作るべき。んんてなわけで高1国語はかちかち山でスタートだあ!!