日記。

日々の徒然を書き留めてます。

インド旅行4-3

3/5(日)13:00〜
ちょっと多めに出して先程のドライバーとバイバイした。あのおっちゃんの営業パッションならきっとキーエンスでも良い成績を残せるだろう。オススメされたお店で、今度もバターチキンカレーを注文。ちゃんとスパイスの分量を聞いてくれたので美味しく食べることができた。また、ここでもジャーティを確認。近くの店員を呼んでも注文する人をわざわざ呼んできた。日本とどちらがシステムとして優秀なのかは比べられない。生物と同じく、人間社会の在り方も適した形で自然淘汰されていくのだろう。モグモグ。f:id:gaku-diary:20230321070713j:image
動物園に行くこともできないのでサイエンスミュージアムというところに行くことにした。声をかけてきたリキシャ兄貴に連れてってもらう。道中、タバコは好きか?と聞かれたのでYesと答えると小さな売店の前に停まりタバコを2本手にとって帰ってきた(インドではタバコは一本単位で購入でき、ぶら下がっているライターで吸う)。お?ごちそうしてくれんのか?お礼を言いつつ自分のライターで吸おうとしたら、『じゃあ彼に20ルピー払って』と言われた。いやてめえ。先に言えば全然出すのに。こういった数10円を奪われていくのは、案外ストレスだ。
サイエンスミュージアムに関して特筆すべきことはない。仕事をしない従業員と、言っちゃ悪いがお粗末な展示物が並んでいるだけだった。楽しみにしていた恐竜や新生代の哺乳類たちの模型も公園に置かれているようなものばかり。ただ、インドの経済成長率は目覚ましい。ひょっとしたら10年後には日本の科博を凌駕する科学館が完成されているかもしれない。子供の成長はあっという間だと言う。ならば、この成長段階であるインドの科博を目に焼き付けようではないか。f:id:gaku-diary:20230321070726j:image
帰り道。ちょっとした気づきがあった。ここで問題だ。道路でスピードを落として欲しいとき、日本では大きく”止まれ”と書いてあるが、インドではそれに加えてもう1つ工夫が成されている。それは何か。チッチッチ・・・。正解は、道路がボコってなっている、でした!その箇所だけ道路が隆起されており、もしスピードを落とさず通過したらスティーブン・スピルバーグ『E.T』のラストシーンさながら、車体ごと大きく宙に浮いてしまう仕様になっている。そのため、このゾーンに入ったらどんな荒くれドライバーでもスピードを落とさざるを得ない。すげえ!先程の、動物園のチケットがオンライン限定だったのにも通じるが、選択肢をこちらに与えない姿勢がところどころに見てとれる。『対話はしない。従わないやつは知らん。」と言われているみたいだ。さすが人口大国。しかも中国とは違い使用されている言語は461種類にも及ぶという。互いに言葉の通じない14億人を1つの国の中に治める労力を想像すると、あまりの果てしなさに頭がボーッとしてくる。それを可能にする社会構造こそカースト制度なのか?少なくとも、対話なんかしている暇あったらコンクリートで山作ったほうが道路は安全だよなあ・・・。
リキシャが車通りの多い交差点で信号待ちしていたとき、2人の女の子が車の間を縫ってこちらへやってきた。浅黒い肌、細い手足、元の色が分からない長く洗われていないであろう服。見ただけですぐ分かる。不可触民。通称ダリットだ。