餌付けされてるみたいだ、悪くない。

2/2(木)
朝8時。いつもの銭湯で数日分の汚れを落とした後、家でしばし仮眠。昼前に彼女と合流した。最近有名な某回転寿司チェーン店に行く。#スシ◯ローを救え、である。昨日まで京都旅行していた彼女から生八ツ橋のお土産をもらった。前を見ると、ばっちりメイクと巻いてきた髪の毛。kawaii...。その状態にするまで、彼女がどれほどの時間と労力をかけたのか僕は知ることはできない。ただ、目に見えない裏の営みを思うと「あなたはそれだけ価値がある人間です」と言ってくれている気がして、なんだかとても嬉しくなってしまった。ぐすん。社会通念上の文脈があるとは言え、当たり前ではないのだ、女の子がメイクするのは。心の中でありがとうと言いながらサーモンを注文した。
程よい満腹感で外に出る。寒波は過ぎ去ったとは言えまだまだ寒い。辺りを歩き周ったのち、近くの有名な喫茶店に入店した。・・・デートがパターン化されてきたな。どちらかが行きたいご飯屋を提案し、その後は喫茶店でお喋り。これ、個人的にはかなり好きなんだけど向こうはどう思ってるんだろう。今度聞いてみよ。
一昔前のファミコンゲームばりに反応の鈍い店主にパンケーキセットとハイボールを注文した。ハイボールは僕のだ。喫茶店でお酒を飲むことがちょっとしたマイブームになっている。値段の割にかなり多いし濃い。ちびちび飲んでると2段重ねのパンケーキが運ばれてきた。彼女から切り分けられたパンケーキをあーんしてもらう。こそばゆいなあ、誰かに見られてないかな？「だ〜いじょうぶだってえ！この喫茶店がそもそもそういう雰囲気だし、万一見られたとしても妬む人なんかそもそもここに来れないよ。」それもそっか！あ〜ん。餌付けされてるみたいだ、悪くない。早くこういう生き方を模索せねば。しっとりふわふわな生地を噛み締めた。