食後にはコーヒーかチャイ

1/25(水)
昨日の夜ご飯はカレーだった。料理好きな父がつくるカレーは初日からコクがあって美味しい。食べながら思う。インドカレーは別として、外でカレーを食べたことがあまりないな。別に嫌いなわけではないのだが、外食する際になかなか出てこないチョイスの1つだ。よし、いっちょ食ってみますかあ。
こうやって、ふと湧いた興味に付き合ってくれる人はやはり彼女だ。連絡をしたら今日行くこととなった。いいよ、このスピード感。スピーディに物事が動くと次にやることが明確になる。僕にとっての次にやること、それは3日ぶりに風呂に入ることだ。最近のマイブームが、あえて風呂に入るのを見送らせて、最後の出勤日に銭湯で全てを洗い流すことだ。これがたまんねえんだ。最終日というわけではないが着の身着のまま銭湯へ向かった。
新橋で集合。珍しく僕のほうが遅く着いた。さっき風呂に入ったばかりなのでこちらはとんでもなくポカポカしてる。手を繋いだら彼女の手の冷たさにびっくりした。ごめんね。
駅を降りて徒歩5分。線路沿いの雑居ビルにひっそりとお目当てのカレー屋は佇んでいた。狭い通路を通り抜け中に入ると、おばあちゃん家のリビングみたいな店内。ソファ席が2つだけで、テーブル間の距離も近い。カウンターの後ろから「いらっしゃい〜」と聞こえたので振り向くとそこにはおばあちゃんみたいなおばあちゃんがいた。彼女が1人で切り盛りしているのだろうか。散々迷ったあげく色んな味を楽しめる「本日のカレー」を注文した。注文した後に気づいたが、このお店、インド系のカレーに力入れてない？寄せるというよりかは、参考にして上手く取り入れている感じ。純日本製ではないな。てか壁の棚に『インドのカレー』って本あったしクロでしょ。

しばらくしてカレーが到着。美味しそう〜て言いながらむしゃむしゃした。仕込みが良いのか分からないが、骨付き鶏肉がとても柔らかくて助かった。実は最初に骨付きでもいいかと聞かれてYesと答えてしまったのだが、本当は好きではない。味ではなく食べやすさの点で僕的にはよろしく無いのだ。しまった〜と思いながら肉にスプーンを入れると、なんと簡単にほぐれるではないか。肉が柔らかすぎて勝手に骨から離脱している。骨は添えているだけでただの飾りだった。
食後にはコーヒーかチャイ。やっぱりインド意識してるじゃねえか。2人ともチャイを注文。砂糖を多めに入れてゆっくり飲み干す。彼女との会話を楽しんだ。「ごちそうさまです」。店外に出て時計を見ると閉店時間より30分オーバーしていた。気づかなかった。おばあちゃんの心遣いにじ〜んと来てると横で彼女が「なんかご飯少なくなかった？」みたいなこと言ってた。やれやれ。